蔵元紹介Brewery
- 大分県杵築市の城下町に蔵を構える中野酒造は、明治7年創業の歴史ある酒蔵です。
代表銘柄の「ちえびじん」の名は、初代女将である“智恵”さんに由来しており、人の温もりや家族の物語がそのまま酒名に息づいています。
約150年にわたり、地域に根ざした酒造りを続けてきた背景には、「毎日の食卓で気負わず楽しめるお酒を届けたい」という想いがあります。
酒造りの要となる仕込み水には、蔵の地下およそ200メートルから汲み上げる深層地下水を使用しています。
六郷満山の自然が育んだこの水は、やわらかく澄んだ口当たりが特徴で、酒にやさしい丸みを与えてくれます。
地元産の米を中心に、できる限り土地の恵みを生かす姿勢も中野酒造らしさのひとつです。
近年全国的な人気を集めている「ちえびじん」は、みずみずしい甘みときれいな酸のバランスが印象的で、日本酒にあまり馴染みのない方からも「飲みやすい」と評判です。
重たさを感じさせず、口に含むとすっとなじむため、和食はもちろん、普段の家庭料理や少し洋風の献立にも自然に寄り添ってくれます。
中でも定番の純米酒は、ほっと肩の力が抜けるようなやさしさがあり、食事の最初から最後まで無理なく楽しめる一本です。
特別な日に構えず飲むお酒というより、「今日のごはんにちょうどいい」存在であることこそが、この蔵の日本酒のいちばんの魅力と言えるでしょう。
歴史や土地、人の想いが静かに溶け込んだ中野酒造の酒は、日本酒をこれから知りたい人にこそ手に取ってほしい一本です。
気負わず、まずは一杯。そんな入り口として、とても心地よい蔵元です。







