• 蔵元紹介Brewery

  • 木屋正酒造 株式会社

    • 木屋正酒造1
    • 木屋正酒造2
    • 木屋正酒造3
    • 木屋正酒造4
    • 木屋正酒造1
    • 木屋正酒造2
    • 木屋正酒造3
    • 木屋正酒造4
    三重県名張市。
    かつて多くの旅人が行き交った初瀬街道沿いに、ひっそりと、しかし確かな存在感を放つ酒蔵があります。
    1818年(文政元年)から200年以上続く老舗、「木屋正酒造(きやしょうしゅぞう)」です。

    創業以来、「高砂」といった地域に根ざした銘柄を造り続けてきたこの蔵に、ある時、新しい風が吹き込みました。
    それが、6代目であり自ら酒造りの指揮を執る杜氏(とうじ)・大西唯克氏の挑戦です。
    彼は伝統の重みを受け継ぎながらも、自らの手で新しいブランドを生み出しました。

    その名も、「而今(じこん)」。

    「而今」という名前の根底には、「過去にとらわれず、未来を憂うことなく、『今』を大事にする」という深い精神が込められています。
    この哲学は、木屋正酒造の酒造りそのものです。
    彼らは、代々受け継がれてきた繊細な「手仕事」を何よりも重んじながらも、ただ古いやり方に固執するわけではありません。

    その証拠に、2026年には最新の冷蔵設備や自動洗米機を備えた真新しい蔵を完成させました。
    職人たちの作業負担を減らし、手仕事の良さを最大限に引き出すために、あえて最新の技術を取り入れて徹底した品質管理を実現しているのです。

    こうして人と自然、そして伝統と合理性が見事に調和して生まれる「而今」は、繊細で奥深い旨味を持つ高品質なお酒として、今や全国的に広く知られる存在となりました。

    これほどまでに有名でありながら、実は木屋正酒造では、直接現地を訪れても蔵の見学はできず、店頭でお酒を買うことも基本的にできません。
    出会えるのは、限られた酒販店やインターネットでの販売を通してのみという、少しミステリアスで特別な存在でもあります。

    「今」という一瞬にすべての情熱を注ぎ込んで造られる特別な一杯。
    もしどこかの飲食店や酒屋で「而今」という二文字を見かけたら、それは200年の歴史と、今を生きる職人たちの情熱に触れる、またとないチャンスかもしれません。